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2025年の退職金拠出限度額について |
はじめに |
新年を迎えるにあたり、2025年において認められている、それぞれの退職金口座の拠出限度額等に従い、IRAや401 (k)等に、どのくらい拠出できるのかを理解しておくと良いでしょう。 |
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Traditional IRAとRoth IRAの拠出限度額 |
Traditional IRAとRoth IRAは、退職後の資金を貯蓄するための個人退職口座です。Traditional IRAにおいては、IRA口座から分配金を受け取るまで、税金の支払いを繰り延べることができます。Traditional IRAへの拠出は税額控除の対象となりますが、分配時には、口座内の資金が課税対象となります。Roth IRAの場合、税引き後の拠出は控除の対象とはなりませんが、退職時の分配金は課税されないことになります。
2025年においては、IRAの拠出限度額は、Traditional IRAとRoth IRAの両方において、50歳未満の方に対しては、2024年と同様に$7,000に留まり、50歳以上の方には、$8,000になります。
尚、上記の拠出限度額は、Traditional IRAとRoth IRAの両方への拠出額を合算した上限額であるため、この上限額を超える金額を両方の口座に拠出することはできません。また、2025年度の所得額を超える金額を両種類のIRAに拠出することはできません。
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401(k)の拠出限度額 |
401(k)とは、従業員が給与の一部を口座に拠出できる退職貯蓄制度を指します。
個人がそれぞれの401(k)プランに拠出できる金額は、2024年の23,000ドルから、2025年には23,500ドルに引き上げられました。
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拠出金額の税控除について |
前述のとおり、Traditional IRAへの拠出においては、一定の条件を満たすことができれば、税控除が可能になります。但し、ある年度に、納税者がTraditional IRAに拠出をするとともに、雇用先での401(k)等の退職年金制度等に拠出した場合は、Traditional IRAへの拠出控除額が減額される可能性があります。 |
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まとめ |
米国で所有する退職金口座等の拠出限度額等を理解しておき、新年において、どの位のお金を退職金に充てるのか等について、計画を立ててみることは良いことでしょう。 |
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