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後見人制度 vs エステートプラン内の永続的委任状等 |
はじめに |
後見人制度とは、不能になってしまった方の経済的及び個人的な事項に対し、代理で処理手続き等をしてくれる後見人を任命する手続きを指します。多くの場合、裁判所が後見人を任命するための手続きは、長期的なプロセスを伴います。また、後見人が任命された後、裁判所からの頻繁な監督指示が必要になります。当プロセスを回避するため、生前、不能になった場合に代理で判断等を下してくれる代理人を任命するための、永続的委任状や医療処置委任状等の書類を含む包括的なエステートプランを作成することをおすすめします。 |
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エステートプランを通じて不能になった場合に備える方法 |
エステートプランを作成できる弁護士を雇用した場合、作成してもらう包括的なエステートプランにおいては、永続的委任状と医療処置委任状が含まれることが多いです。永続的委任状は、自らが不能になった場合、請求書の支払い等を代理で引き受けてくれる代理人を任命する書類になります。医療処置委任状は、医療に関する事項において、対応してくれる代理人を任命することになる文書です。
生前上記の書類を作成することは、自らが不能になってから、手続きを通過しなければならない、時間が掛かる後見人制度を回避して、自身に代わって、経済的、または医療に関する事項に対し、判断を下してくれる代理人を事前に指定しておくことを可能にする、費用効果の高い手段となります。
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まとめ |
不能になってから、長い裁判所のプロセスを伴う後見人制度を通過することは困難なため、上記の委任状等を含めた、しっかりとしたエステートプランをお元気なうちに作成することをおすすめします。 |
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